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ケアマネジャーのモニタリングについての5つのポイント

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ケアマネジャーのモニタリングについての5つのポイント

 
まとめる女性
 ケアマネジャーがケアプランを立てるのには順番があります。
 その中でとりわけ重要なのはモニタリングです。モニタリングとはいったいどのような役割をしているのか、またモニタリングのポイントについてご紹介していきます。

モニタリングとは

 モニタリングとは評価のことです。
 ケアマネジャーは最初情報収集(アセスメント)を行い、各担当者、高齢者本人とサービス担当者会議を行います。その中でアセスメントで得た情報を提供して、各担当者や高齢者から出た意見をまとめてケアプランを作成します。
 ケアプランにはどこの機関がどのようなサービスを実施するのか書かれていますが、それは高齢者の状態によって時間と共に変化していきます。その変化をとらえる為にモニタリングを行います。
 適切なニーズをとらえられているのか、ニーズの変化はないのか、サービスは適しているのか、過剰や過小にサービスが提供されていないのかモニタリングを実行します。
 モニタリングはケアプランを実行していく為には、必ず必要なものであり、ベテランケアマネジャーほどモニタリングを重要視していきます。
 早い時には1ヵ月に1回、通常は3か月~半年に1回モニタリングを実施します。

モニタリングを実施する際の5つのポイント

 モニタリングをするポイントとしてはいくつかあります。

1. サービスは適切に提供されているか

 高齢者の都合や事業所の都合によってサービスが予定通り提供されていない可能性が有りますので、そういった場合は実情に基づいてケアプランを書き換えます。また過剰、過小にサービスが提供されていないかもチェックをしていきます。

2. ニーズの変化が無いか

 ケアプランには高齢者がしたいことや、困っていることが明記されていますが、これは時間と共に変化していくものです。その時のニーズに合ったケアプランの作成が必要になります。
考える女性

3. 目標を達成している場合は?

 ケアプランには目標が定められていますが、その目標を達成している場合は次の目標に切り替えなければいけません。高齢者と一緒に目標を定めていくと良いでしょう。
 また目標が達成できない状態にあるのであれば、もう少し身近な目標設定をすると達成しやすくなります。ポイントとしては小さな目標達成を積み重ねるということです。

4. サービス事業所からの意見を聞く

 ケアマネジャーは実際にサービスは提供しません、サービスを提供するのは訪問介護や通所介護などのサービス提供事業所です。そのため、サービス事業所にサービス実施状況や変わったことが無いのかなどを確認して、必要に応じてケアプランを変えていくことが大切です。
 大きく4つのポイントがありますが、これら以外にもケアマネジャーとしてチェックしておきたいポイントがあります。ここでは全て明記できませんので、ケアプランが現在の状況に適切かを念頭に置いてモニタリングをするようにしましょう。

5. 当事者の声を取り入れる

 ケアマネジャーをしているとどうしても自分の考えや、同じ立場にあるサービス事業所などから意見を取り入れてモニタリングをしてしまいがちですが、それでは適切なモニタリングとは言えません。
 かならず当事者やその家族の意見を取り入れて考えるようにしましょう。ケアプランはあくまでも当事者のものですので、その辺りは意識しておくことが大切です。
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まとめ

 ケアマネジャーとして難しいのがモニタリングです。ケアプランを作成したがサービスが適切に実施されていない、高齢者からのクレームがあるといった場合はケアプランを見直してみるのも良いでしょう。それにはモニタリングが適していると言えます。
 

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