ケアマネジャーの試験は年々難しくなってきており、県によっては10パーセント前後の合格率になる非常に難しい試験だとされています。
しかし、ケアマネジャーの試験は普通に勉強をすれば合格できる試験であり、一部の方からは決して難しくない試験だという声もあります。
ここでは、なぜケアマネジャーの試験が難しくない試験だといわれているのか、合格するために私が実践したことについてご紹介していきます。
受験者の半数以上が本気で勉強できていない
ケアマネジャーは特定の資格を取得した状態で、一定数以上の年数経験を積めば受験資格をもらえる資格です。
それ故に、受験者の大半は仕事を持ちながら勉強をする必要があります。
そのため真剣に勉強をすることが難しく、どうしても仕事と勉強の両立が出来にくくなってしまいます。また、現在安定した仕事についている方も多いですので、無理して試験に合格をしなくても仕事はあるし、給料も保証されています。
受かれば運が良い程度の認識で受験を受ける方も多いですので、どうしても合格率が低くなってしまいます。
たとえ合格率が10パーセント切っていたとしても決して難しくはない試験、まじめに勉強をすれば合格することが出来る試験であると認識しておきましょう。
全体的に把握をしていく
ケアマネジャーの試験は3つの科目があります。その中でも覚えることが多いのは介護支援分野であり、ケアマネジャーとしての専門的な知識が要求されます。
この介護支援分野を勉強する際のポイントとしては、まず全体的な介護保険の仕組みを理解しつつ、全体的に細かい範囲を覚えていくことがポイントだといえます。
その理由としては、介護保険は全て繋がっているからです。
例えば、介護保険料はどの機関が誰から徴収をして、それをどのように分配していくのか。
例えば、介護保険法が施行された理由はこういった理由があって、その理由が起きたのはこれが原因で…といったように、すべて繋がっているので、繋がりで覚えると忘れにくくなります。
よくありがちな勉強方法としては、歴史を覚えてから、制度を覚えるといった分離した記憶の方法です。これでは繋がりが分かりませんので覚えにくくなります。
歴史のこの部分に制度がある、制度が作られたのはこんな歴史があったからだという理由付けを丸ごと覚えていくことをお勧めします。
介護分野と医療分野は過去問を繰り返し解く
介護分野や医療的な分野は範囲も広く、記憶しようと思いますと非常に難解になってきます。
そのため、記憶するのは基礎的な部分だけで、残りは過去問題を繰り返し繰り返し実施して、問題を解くことに慣れましょう。
そうすると自然と解くパターンが分かります。
過去問は直近のもの出来れば5年間を繰り返し行って、間違いがないようになるまでやりましょう。問題こそ違いますが徐々に出題のパターンを理解することが出来てくるでしょう。
1回で受かるつもりでモチベーションを保つ
働きながらの勉強はモチベーションを保つのが非常に難しく「来年受験すればいいか」「今年は諦めよう」と考えていると必ず落ちてしまいます。
そのため、必ず1回で受かるつもりで受験をしましょう。
介護職であれば夜勤中に勉強をする、仕事を通じて勉強をするなどが出来ますし、それ以外の職種の場合でも毎日1時間は勉強の時間に費やすなどといった意気込みが大切になります。
まとめ
ケアマネジャーは介護職のステップアップの職種として非常に人気の高い資格です。介護職は現場の仕事ですので、どうしても体力的に厳しかったり、夜勤が難しくなったりしてしまいがちです。
そのため、ケアマネジャーとして資格を取得して、ステップアップを望む人も多いです。せっかく試験を受けるので、必ず1回で合格できるように意気込んでいきましょう。