真夏の介護について~注意すべきこと~
じめじめとする梅雨も体調にむらが出るので心配ですが、それが終わった途端夏の暑さ対策に悩まされることになります。介護に携わっていると熱中症や脱水症状の心配など、高齢者の方や利用者さんが水分を取れているかどうかが一番に気になるのではないでしょうか。 真夏の介護・在宅編 祖父母を自宅で看取れたのは、他に持病がなく入院などもしなかったことが大きい要因ですが、今ほど熱中症と騒がれてはいなかったとはいえ気は遣いました。 祖母は認知症だったのですが、もともとの癖で水をガブ飲みするという行為は忘れずにいてくれました ...
ケアマネジメントとは何?目的や必要性と業務プロセスを徹底解説
介護保険制度導入後、高齢化社会において介護保険制度の利用は必要不可欠なものとなっています。また、地域包括ケアシステムの構築も進んでおり、介護保険制度上と地域包括ケアシステム上においてケアマネジャーの存在意義は非常に重大なものとなってきています。 今回はケアマネジャーが利用者の支援を行うためのケアマネジメントについて記載します。 ケアマネジメントとは ケアマネジメントの定義 ケアマネジメントの定義はさまざまですが、厚生労働省「障害保健福祉士主管課長会会議資料」では以下のような記述がなされています。 利用者が ...
介護職もトラブル対処は「初期対応の迅速さ」を持って取り組もう!
トラブルとクレーム 有料老人ホームに勤めていた頃、一番神経を使ったのは利用者もしくは利用者ご家族のトラブルでした。大抵のトラブルは、約束されたはずのサービスが十分に提供されなかったか、あるいはサービスの質が低い場合に見られていました。 約束されたサービスとは、ケアプランに則り個別に提供される介護サービスや、施設運営としてその有料老人ホーム独自に行っているサービスに大別されるわけですが、住まう利用者からすると、どちらのサービスも当然受ける権利を所有しているものです。 前者は施設スタッフ側のサービス提供 ...
デイサービスで出会った頑なな利用者さん~丁寧な関係作りから良好な関係に~
私は介護士も行い、相談員、ケアマネジャーなども行い、今まで関わってきた利用者は500人以上になるかと思います。その中でも印象的な利用者についてご紹介していきたいと思います。 頑なに一人で暮らしていたおばあちゃん 私がデイサービスの相談員として働いていた頃、ケアマネジャーからある利用者について相談を受けました。その方は80代の女性の方で、施設の隣のマンションに住んでいるおばあちゃんでした。ここではAさんと呼びます。 Aさんの存在自体は私も知っていました。Aさんは毎朝マンションの前のベンチに座ってい ...
ケアマネジャー直伝!ケアプラン文例集③~認知症の方に寄り添うプランとは~
施設入所においても当然ながら、自立支援を基本にその上で個別性を反映したケアプランの作成は求められてきます。 施設という閉鎖された空間の中でも、本人が活き活きとそれも主体的に生活できるようにプランを立案していくわけです。 ところが、認知症により意思疎通が困難となり、かつほぼ寝たきり状態ともなってくると、最終的にはほとんど同じような内容を網羅したケアプランばかりになってしまうことがあります。 ここがケアマネージャーとしての悩みどころで、ケアマネージャーとしての経験を積めば積むほどに、先を見据え ...
ケアマネジャー直伝!ケアプラン文例集②~一人で元気に買い物に行けるようになりたい~
身体に衰えを感じ始めてきた女性の例 85歳の幸子さん(仮名)は、10年ほど前に夫を亡くされて以来、子供もいないため、現在も独居生活を続けている女性です。 もともと社交的だった彼女は、夫が存命中の頃から地域活動にも積極的に参加されており、交友関係も幅広い方でした。 ただ最近になり、一人での買い物や、特に重たい荷物を持って歩くことに困難さを感じ始め、何か手助けは得られないものかと、かかりつけ医に相談したところ介護保険を利用してヘルパーの利用や、デイサービスに行き身体を動かすことを勧められたことが、介 ...
ケアマネジャー直伝!ケアプラン文例集①~一人でトイレに行けるようになりたい~
そもそもケアプランって? ケアプランとは、介護サービス利用に関係する、具体的な内容について記した計画書です。 まず、高齢者が何かしらの介護が必要な状況になった場合、市区町村の窓口から申請をし「要介護認定」を受ければ、介護保険適用のサービスを受けることができるという仕組みになっています。 ただ、これらのサービスを受けるためには上記「ケアプラン」作成が必ず必要になります。 その為、ケアプランはケアマネージャーと利用者様と、そのご家族様とよく話し合いながら作成するのが一般的です。 その際に、今何ができなくて困っ ...
介護職として車いすからベッドへの移乗で気を付けること
介護職として働いていると、車いすの方の移乗をする機会は多いと思います。車いすから自分でベッドへ移乗できる方もいますが、一人で移乗することができず、介助を必要とする方も多いのが事実です。 車いすからベッド、ベッドから車いすへ。無事に移乗できれば良いですが、失敗してしまい、床に落ちてしまうと打撲や骨折の危険があります。 また、移乗をお手伝いする介護職も無理な姿勢で介助をしてしまうと、腱鞘炎や腰痛を引き起こしてしまうこともあります。 そこで今回は、安全な移乗方法のポイントをお伝えしたいと思います。 移乗 ...
介護現場では「ポジショニング」が大事!
介護の現場では、ポジショニングが必要な利用者さんは大勢います。 ポジショニングは、自分で動けない方の関節拘縮や褥瘡の予防、筋緊張の緩和などに役立ちます。その方にとって、自分の能力を最大限発揮できるポジションにすることが重要です。 一人一人に合ったポジショニングが出来れば良いですが、実際に働いていると「これでポジショニングは大丈夫?」「このクッションの入れ方おかしくない?」と思うことがしばしば…。 介護の現場はチームプレーです。働く職員全員が同じ認識で、利用者さんのポジショニングができると良いですね ...








