デイサービスは在宅介護でも人気のあるサービスであり、非常に多くのデイサービスがあります。その中でも人気のあるところもあれば、倒産するところも多く、デイサービスは競争が激しい業界となっています。
デイサービスで生き残るためにはどのようなことをしていくべきなのでしょうか?デイサービスで相談員を経験し、ケアマネも経験した私だからこそ話せることをご紹介しています。
ケアマネジャーと信頼関係を築いておく
デイサービスは高齢者が通う施設ですが、高齢者はどこから紹介されてくるのでしょうか。
利用者である高齢者は基本的にはケアマネジャーからの紹介でやってきます。そのため、ケアマネジャーとの信頼関係構築が非常に大切になってくるのです。
ケアマネジャーの立場からしてみれば、自分が担当をしている利用者を信頼してお願いできるデイサービスの方が良いのです。相談員の顔も分からない、どんなサービスをしているのかもわからないなどの場合ではケアマネジャーとしては紹介しにくいと言えます。
では信頼関係を築くためにはどのようなことをしていけば良いのでしょうか。ポイントとしては、定期的にケアマネジャーの事業所を訪問することです。自分のデイサービスのことを紹介したり、相談員としての顔をケアマネジャーに覚えてもらいます。そうすることによって「紹介してみようかな」という気持ちになってくれます。
もちろん紹介してもらった後も、定期的に様子報告をしたりしていくことも大切であるといえます。
売りを作っておく
高齢者がデイサービスに通う目的としてはどのようなものがあるのでしょうか?例えば、自宅でお風呂に入れないからデイサービスで入りたい、運動をしたい、皆で楽しいことをしたいなどそれぞれ目的があります。
「〇〇をしたい時は〇〇デイサービスに行けば良い」という印象を持ってもらうことが大切になります。そのデイサービスの売り、特徴を自ら作っていくのです。
例えば、食事を豪華にして食事ならこのデイサービス、運動機器を充実させてリハビリならこのデイサービス、外出ツアーなどを頻回に行ってレクリエーションならこのデイサービスなど、強みを作って、パンフレットなどに載せてケアマネなどに知ってもらうようにしましょう。
平均的なデイサービスは競争が激しく、どうしても昔からある施設や、設備が非常に充実している資金源が豊富にある施設にはなかなか及ばないのです。
職員の定着をする
これは難しい問題かもしれませんが、「出来るだけ同じ職員が働けるように職員の定着を目指していくべき」であるといえます。
その理由としては、長く働く職員を作るとそれだけ利用者との信頼関係が出来ていますので、利用者はデイサービスを辞めにくくなります。
デイサービスで働いていない方はあまり想像つかないと思いますが、利用者は良くデイサービスをコロコロ変えます。ここは私には合わないと判断し、辞めてしまって違うデイサービスに行くのです。
職員を定着することによって利用者に「あの人がいるから続けます」という環境を作っていくのも大切なポイントであるといえます。
まとめ
デイサービスは小規模を中心に非常に多くの施設があります。しかし、流行っているところ、流行っていないところの差が非常に激しく、流行っていないデイサービスは1年も経たないうちに潰れてしまうところもあります。
そのため、しっかりとケアマネジャーとの信頼関係を作っておく、売りを作ってそれを外部に発信をする、職員のサポートをして勤続年数を長くするなどの対策を講じておくことが必須です。
何もしないまま、どうしたらいいか分からないまま潰れるところも多いですので、まずはこの3つのポイントを実施することをお勧めします。