私は介護職に向いている?基本の心構え5大原則
私は介護職に向いているのかな?!
誰もが一度は考えたことがあるでしょう。
向き・不向きというのは、主観的なもので、人によって感じることが違います。
自分では「向いている」と思っても、相手からは「向いていない」と思われてたり、その逆もあります。
それより大切なのは、心構えではないでしょうか。
ここでは「自分と介護職」を考えたときに、「この気持ちさえあればやっていける!」と背中を押してくれるであろう介護職の心構え 基本5大原則をお伝えします。
~介護職の心構え~基本5大原則
これらは介護職に就く前の、またはふと立ち止まった時の確認事項としてとらえておくと良いでしょう。
健康で人並みの体力があれば大丈夫
介護は体力勝負!という話はよく言われますが、人並みの体力があれば問題ありません。
確かに慣れるまでは、介助における力の分散が難しいものです。そのため、筋肉痛になったり、肩こりや腰痛を感じることがあるかもしれません。
これらの悩みは、慣れていくと緩和されます。ですが慣れたとしてもてきぱきと動くことは必要とされます。どちらかと言うと「体力に自信がある」という方よりも「身体を動かすことが好き」な方の方が向いていると言えるでしょう。
介護の仕事がしたい
「他の仕事ではなく、介護の仕事がしたい!」
この気持ちは何より大切です。介護職を続ける人は、みなさん仕事に対する誇りや理想、情熱を持っています。
お世話をしていた高齢者が亡くなることもありますし、そんな時は気持ちが沈むこともあるでしょう。決して「なんとなく」では、続けていくことはできない仕事でもあります。
人の役に立ちたい
あらゆる仕事において、人の役に立つ仕事だと感じる=「やりがい」につながります。
現在の社会、これからの社会を考えても、介護職は必要とされる仕事であり、間違いなく人の役に立つ大変重要な仕事です。
そのこと自体に喜びを見い出すことができる方は、施設にとって貴重な、無くてはならない必要な人材になるのです。
ただし見返りを求めたり、自分がしてあげたことをわかってほしいと思うと気持ちのバランスが取りづらくなります。利用者様からの「ありがとう」という言葉は非常に嬉しいもので、仕事へのモチベーションへとつながりますが、その言葉欲しさに介護をするようでは続かないのです。
短気は損気
利用者様は同じことを何度も言うことがありますし、一つ一つの動作に時間がかかります。
思ったことと違うことをされたり、思うように介護をさせてもらえなかったりすることもあります。さらに認知症の方だと突然泣いたり、暴言を吐かれてしまったりすることもあります。
そんな時も腹を立てず動揺せず、利用者に寄り添うことが必要とされるのです。
自分自身が気持ちよく仕事をする上でも、短気は絶対に損気です。
5.汚物処理に抵抗がない人
これも大前提です。身の回りのお世話の中には、排泄処理もありますし、入浴介助もあります。
それらを毎回意識して嫌悪感を覚えてしまっては、介護職は務まりません。もちろん実際に目の当たりにすると、最初は抵抗があるかもしれません。
ですが、前提として「やっていける!」という気持ちが必要です。