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居宅ケアマネの仕事内容って?その役割について詳しく解説します

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居宅ケアマネの仕事内容って?その役割について詳しく解説します

 
ケアマネと高齢者
 ケアマネジャーで働く方の大半は居宅介護支援事業所で働いています。よく施設ケアマネと比べられますが、数としては圧倒的に居宅介護支援事業所で働くケアマネジャーの方が多いです。
 ここでは居宅介護支援事業所で働くケアマネジャーのお仕事についてご紹介していきます。
 ケアマネの仕事に興味がある方や、取得したけれど迷っている方は是非参考にしてみてください。

 施設ケアマネのお仕事内容について知りたい方はこちらで詳しく紹介しています。

ケアプランを作成する

 ケアマネジャーの主な仕事の一つとしてケアプランの作成というものがあります。介護保険のサービスは全てケアプランが元となっており、ケアプランに記載されているサービスがその利用者の介護サービスになります。
 ケアプランはまずアセスメントから始まります。
 アセスメントとは、利用者が日常生活に何を困難としているのか、何をすれば自立した生活に結び付けられるのかを考えるために、利用者の情報を知っていく作業になります。

 利用者の情報を的確に知ることによって、質の高いケアプランが作成できます。逆にアセスメントがしっかりと出来ていないと質の低いケアプランになりますので、ケアプラン作成にはアセスメントは必須です。
 ケアプランを作成すれば、定期的にモニタリングをしてサービスがきちんと実施されているのか、改善の余地は無いかなどをして、よりよりケアプランを作成していくのです。

連絡調整は大切な仕事

 ケアマネジャーは連絡と調整をします。誰に連絡調整をするのかというと他の事業所の方です。利用者の情報を的確に伝えて、何をしてほしいのかケアマネジャーの方から伝えます。

 また、利用者の思いを代弁したりなど、利用者と事業所を繋ぐ役割もしていきます。

 実はケアマネジャーの実働として大半を占めるのが連絡調整です。私が働いていたころは、利用者と関わるのは仕事の中でも3割ほど、4割は事業所との連絡調整、3割は事務作業でした。

 電話やFAXなどを使って、利用者の様子報告を受けたり、情報提供をしたり、適切にサービスが回るように連絡調整をしていくのです。

事務的な仕事

 ケアマネジャーの事務仕事の中にはケアプランの作成もありますが、事務仕事はそれだけではありません。まず、利用者の介護保険関係の申請をします。
 介護保険は申請制の制度ですので、自ら申請をしないと要介護認定は下りません。利用者の代わりにケアマネジャーが申請をするのです。更新申請や区分変更申請もあります。
 また、日々の記録もケアマネジャーの重要な仕事です。記録をおろそかにしますと監査で注意されることもありますし、何よりも効果的な継続支援ができません。記録は利用者との面談記録や、サービス担当者会議の記録、他事業所から得た情報を記録するなど多岐にわたります。
事務仕事をするケアマネ

介護保険請求をすることもある

 多くの居宅介護支援事業所ではケアマネジャーが介護保険請求をします。居宅介護支援事業所の場合は、実績というものを国保連合会に提出していきます。この実績をまとめるのが非常に大変です。
 実績というのは、どのサービスをどれぐらい使ったのかというものであり、例えば訪問介護であれば月に何回入ったのか、どれぐらいの時間入ったのかをまとめないといけません。
 要介護度が高い人であれば、複数のサービスを使用していますので、それぞれのサービス量を把握しておかなければならないのです。

まとめ

 居宅介護支援事業所のケアマネジャーは非常に忙しい部分がありますが、ある程度自分で業務を調整できますのでやりがいのある仕事です。施設系のケアマネジャーと比べると業務の範囲も広いですので、勉強になることが多いでしょう。
 

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