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主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)になるためには?

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主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)になるためには?


働く女性
居宅系でも、あるいは施設系でもケアマネージャーとして実務経験を積み上げていく中、更なるキャリアアップを目指したいと考える人も多いのではないでしょうか。

自身がケアマネージャーからキャリアアップを図るにあたり、では一体次に何を目指すのかという将来のビジョンにもよりますが、今回は主任介護支援専門員を目指すにあたってお話をさせて頂きたいと思います。

主任介護支援専門員になるためには?

主任介護支援専門員になるためにはいくつかの条件が設定されています。

1. 現在も介護支援専門員として従事し、
2. 利用者に自立支援に資するケアマネジメントを行えていることを基本としながらも、
3. 例えば実務経験が5年60か月以上あることや、
4. 専門研修のⅠ並びにⅡを修了していること

等が上げられます。

ですので、自然と介護支援専門員更新を終えている人であれば受講資格は概ね満たすこととなりますので、大半の方々がこの条件のクリアを目指すのではないのでしょうか。

ここで注意して頂きたいのが自治体によっては、この受講要件に違いが生じている場合がありますので、受講方法も含め自分自身が受講要件を満たしているかどうかということも、事前に県ホームページや研修実施機関等に確認を行うと良いでしょう。

実際の資格取得にあたり、現時点では介護支援専門員のように筆記試験が設けられているわけではありませんが、資格取得のための研修費用が5万円程度かかることや研修期間もおよそ半年程の長期に渡るものになりますので、時間もお金もそれなりに費やす大きなものとなっています。

ですので、主任介護支援専門員の資格取得を目指すにあたっては、自身が所属している事業所にも相談をしておくと良いかと思います。

事前に相談をしておくことにより、事業所によっては研修費用の負担や、受講そのものを外部研修として取り扱ってくれる場合もありますので、個人で行う前に、あらかじめ話を通しておくことで自分自身の負担軽減にもつながる可能性があります。

主任介護支援専門員の業務とは?

介護支援専門員と主任介護支援専門員の違いとして、例えば主任という枕詞が付くこともあり、介護支援専門員の指導役あるいは上司というようなイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、実際にはそれぞれ行うべき業務に違いがあるため、別の職種という方が正しいかもしれません。

無論主任介護支援専門員も介護支援専門員同様にご利用者一人一人のケアマネジメントや給付管理等の通常の介護支援専門員が行うべき業務は行いますが、それに加え「包括的継続的ケアマネジメント」「介護支援専門員への支援」という役割があります。

こういった役割に対する背景には、介護支援専門員一人一人の質の向上を目指しているのと同時に、単に目の前のご利用者だけでなく、利用者の背後から透けて見える地域毎のケアマネジメントを行うことを期待されているためです。
やはりそこには国が推し進めている地域包括ケアシステムの更なる強化が狙いとしてあると考えられるでしょう。

まとめ

今後主任介護支援専門員に寄せられる期待はますます大きくなっていくのではないでしょうか。

行政としては居宅介護支援事業所の管理者には主任介護支援専門員を据え置くべきだと言った意見もありますし、配置に対して加算等が設定されているのも、やはりそれだけ主任介護支援専門員の存在が大きいためと言えるでしょう。

また主任介護支援専門員の資格を取得していることにより、単なるキャリアップのみならず居宅介護支援事業所等の管理者への道にも繋がりやすくなりますし、転職等を考えている人にとってみては目の前の世界が広がるきっかけにもなることかと思います。
資格取得は大変なところもあるかもしれませんが、介護支援専門員としても更なる成長に繋がることだと思います。

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