介護職の副業・ダブルワーク事情
昔は副業はサラリーマンにとって御法度であり、会社にばれてしまった場合は解雇になるリスクなどがありましたが、現在では副業、ダブルワークを推奨しているところもあります。
介護職が副業する場合、どのようなものがあるのでしょうか?
ここでは介護職が行う副業やダブルワークについてご紹介していきます。少しでも収入を上げたいと思っている方は是非ご参考ください。
資格を生かした副業
介護職であれば介護系の資格を取得している方がほとんどですので、その資格を生かして副業をすることをお勧めします。
介護のスキルアップにつながる可能性もありますし、何よりも慣れている仕事ですので非常におすすめであるといえます。
介護職でおすすめの副業としては夜勤の仕事があります。
施設での夜勤をアルバイトで募集しているところがありますので、そういったところに応募をして働くのです。夜勤のアルバイトの場合は1回当たりの単価はいいですし、休日に出来るとあって人気が高い副業の一つです。
夜勤が苦手な方は、登録ヘルパーのアルバイトがおすすめです。
登録ヘルパーは単発で働ける仕事ですので、自分の時間が空いた時に働くことが出来るメリットがあります。注意したい点としては登録ヘルパーは連続した勤務が非常に少ないということです。単発のみの仕事ですので、長時間安定した収入を期待したい方にはおすすめはできません。
また介護経験が長い方や介護福祉士を取得している方は、介護の講師もお勧めします。
初任者研修や実務者研修で実施される講義の講師をするのです。ある程度の慣れや準備が必要ですが単価も良いですので一度検討してみるのも良いでしょう。
夜勤の休憩時間を利用する
介護職の夜勤は非常に長いです。多いのは18時間拘束であり、夕方から翌日の朝まで働くという勤務があります。
介護職員の人数が少ない時間帯ですので、忙しい時は休む暇もないほどですが、忙しくない時は暇な時間帯が多いようです。
この時間を生かして副業をする方もいます。もちろん勤務時間内ではなく、休憩時間に趣味活動の一環として上手く工夫をしてやっているようです。
その場合も職場に確認をとってからにしましょう。副業として多いのは、クラウドソーシングなどのパソコン1つで出来る副業、内職などいつでも切り上げが出来る仕事をしている方が多いです。
夜勤は長時間ですので、気持ちを切り替える上でも休憩時間の使い方を工夫してもよいかもしれません。
その時間を生かして仕事ができるのであれば非常に効率は良いでしょう。
就業規則と副業の収入に注意する
ダブルワークは徐々に浸透はしてきていますが、まだまだ副業を禁止している会社は多いです。
そういったところは就業規則に副業禁止の文言が載っているのか、まずは確認をしましょう。 副業禁止の文言が載っている場合は、必ず会社の規則に従いましょう。
もし副業が認められている場合に副業する際のポイントとしては副業で年収20万円を超えているかどうかということです。
年収20万円を超えているのであれば確定申告をする必要があります。確定申告をしますと勤めている会社のほうに住民税の連絡がいきます。
20万円までに抑えることが出来れば確定申告は必要ありません。およそ月に1万円から2万円であれば確定申告が必要ありません。
まとめ
介護職は他の業界と比べてもお給料が高いとは言えない業界です。
そのため、駆け出しの頃などは副業をしないと生活に支障をきたす場合もあるでしょう。
しかし、何をしていいのかわからないことが多いかと思います。まずは、自分の持っている資格や経験を生かせれる仕事がないのか確認をするようにしましょう。
介護は専門職ですので、意外と副業はあります。無理のない範囲で副業をして充実した生活を送れるようにしましょう。