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介護現場のIT実情

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介護現場のIT実情


DXが進む人進まない人
 介護現場には様々な機械、ITがあります。ITは非常に便利なものでありますが、今まで人が相手の介護業界にはあまり積極的には導入されていませんでした。しかし、現在では国がITを勧めておりそれはロボットやlotなどという形で本格的に導入されつつあります。
 実際の介護の現場ではIT、ロボット、lotはどのように使用されているのでしょうか。

眠りを管理する

 高齢者と眠りは非常に深い関係にあります。きちんと眠ることによって、活動が出来、生活の向上に繋がりますので、眠りは健康な生活を手に入れるためには非常に大切なものとなります。

 介護の現場で最近増えつつあるのは、眠りをスキャンするというものです。
 ベッドの下にセンサー類が付いたマットを引いて、高齢者の呼吸数、心拍数、寝返り回数などを検知してきちんと眠れているのか把握することが出来ます。

 また、排せつなども完治することが出来るのです。これは、膀胱内の尿量を定期的にスキャンして、膀胱内に尿が溜まる=そろそろトイレにいくというのを事前に介護職員に知らせることができるのです。
 そのため、介護職員としては準備をすることが出来、高齢者が一人で不安定な足取りでトイレに行くことを介助することが出来ます。
 また、これは寝たきりの方にも有効です。おむつ内に排尿をしたら、それを機会がスキャンして介護職員に知らせます。そうすることによってすぐにおむつ交換が出来て、尿かぶれなどを防止することができるのです。
 眠りを管理しつつ、排尿なども管理が出来ますので、より質の高い睡眠をとることが出来ます。

記録をリアルタイムで入力できる

 介護職として時間がかかり、煩わしく思ってしまうのが記録です。排せつ記録、食事記録、日々の日常の記録等。非常に記録が多くなってしまいますので、時間がとられてしまう、時間が経ってから記録を書くので曖昧な記録になってしまうという問題があります。
 記録の多くはパソコンか手書きになりますが、最新のやり方ではタブレットなどで入力をするという方法があります。
 例えば、食事であれば食事量を食堂においてあるタブレットで入力をしたりすることが出来ます。
 もっと最新の機器を取り入れている施設であれば、食事量をタブレットで撮影をすることによって自動的に食事量を入力するシステムをとっているところもあります。

 また、音声で入力を出来るところもあります。職員が一人ひとりヘッドマイクを付けて、食事量や排せつなど簡単な情報であれば音声で入力をすることができ、介護をしながら記録を打つことができると非常便利な方法となります。
電子機器色々

職員のIT慣れが必須

 せっかくITを取り入れても使いこなせない職員がいるという問題を抱えているところもあります。若い世代の職員であれば問題ないことが多いのですが、50代60代の職員は普段からITに触れる機会が少ない方もいますので、使い方が分からないと導入に踏み切れない、踏み切っても使いこなせていないという問題を抱えているところもあります。
 そういったケースの場合は、やはり職員に教育をすることが必要となってきます。サラリーマンが一斉にパソコン教室に通いだしたように、新しいシステムの勉強をする環境作りが必要になります。
 そのためには、できるだけ複雑な手間がいらない簡単なシステムを作り出すことが施設としては必要となってくるでしょう。
 必ずIT化の波は来ます。その時に職員が使えるような教育、使いやすいようなシステムを作ることが大切になります。

まとめ

 ITは非常に便利なものです。特に介護の現場は人が足りないといわれていますので、積極的に取り入れて、仕事量を減らして高品質な介護を提供することが大切です。

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