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「特養」と「老健」介護職として働くならどっち?

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「特養」と「老健」介護職として働くならどっち?

「特養」と「老健」介護職として働くならどっち?

さて介護職として福祉施設で働く、転職をすると決めたとき、どこで働こうかと候補を考えるわけですが、どうしようかと悩む方も多いのではないでしょうか。
私は最初、一番に『家の近く』『技術がつくのではないか』『収入』の条件で特養にしました。
特養と老健、あなたはどっちが向いてそうですか?その違いを比較してみましょう。

特養と老健の特徴と違いって?

特養とは特別養護老人ホーム
老健とは介護老人保健施設

特養とは『介護を主にする施設』で、老健は『医療を中心にする施設』です。高齢者が入所する施設という意味でも、同じような印象を持つ方もいます。
食事介助や入浴介助、また排泄介助など業務的に介護職がする内容も同じで、一見あまり変わりはないようなのですが、本当はどうなのでしょうか?
特養は生活をする場ですので利用者さんとの関係性が濃く、生活のお世話をするという印象です。
またお看取りまで過ごすことがほとんどです。また介護度が高く介護業務が大変であることが多いと考えられます。

一方老健は生活をする場には違いはないのですが、リハビリが中心で自立支援となります。そのため3ヶ月後に退所というルールがありますが、その都度見直しをし、退所か入所継続の判定があります。回復して自宅に帰ることが目的の施設です。

特養のやりがい:長期にわたり利用者と深く関わることができる

制度が変わった平成27年度からは、要介護3以上の方が入所できることになりました。寝たきりや痴呆症という利用者さんが多く、そのほとんどの方の最後の住処となることから、介護職とは自然と長いつきあいになります。
ですから利用者さんとじっくり関係性をつくることができますし、またほとんどの利用者さんは介助が必要です。
その点からも介護技術が求められますし、痴呆症の利用者さんへの対応能力も必要となってきます。
看護師が夜はいないことから、介護職が医療的な行為をすることもあります。基本的には生活に寄り添うスタイルから、介護職としての技術は上がります。特養はそういう意味から実戦的であり、スキル磨くことができます。

特養で得られるもの

介助種類も多岐に渡り、実戦的であり、スキルを磨くことができる

老健のやりがい:目標達成した利用者を見て達成感を味わうことができる

介護職としての業務は老健でも特養とあまりかわりはありません。一番の違いは老健は医療環境が整っているということです。
リハビリが中心で自宅へ帰るのが目的なことから、介護職がする介助としては楽だと言われています。でも、それも施設の方針によりさまざまで、また特養に入所待ちの方もいることから、言われるほど楽ではないこともあるようです。
ただリハビリの専門職がいる、看護師が夜勤でもいることで安心感があります。また、終末期を老健で迎える方も増えてはいますが、基本は自宅へ帰ること、そして現状維持が最終目的となることから、目標に向かって日々良くなっていく利用者さんと関わる介護職は達成感を感じられることでしょう。医療面やリハビリの勉強ができる利点は、介護職として働いていく上で強みとなります。

老健で得られるもの

医師・看護師・リハビリ専門職の人たちと一緒に仕事をすることで、医療面やリハビリの勉強ができる

給料はどっちがいいの?

では、お給料面はどっちがいいのでしょうか。各施設では経験により優遇があったり、資格を持っているかどうかで手当てがつくこともあります。
またボーナスや福利厚生がいい場合などが決め手になることもあるでしょう。地方や施設の考え方などで条件もいろいろ変わるので、どっちがどうとも言えないようです。
お給料がよくても離職率が高ければ悩みの種となりますし、自分の納得のいくような働き方を選びたいのなら、細かい条件を設定し派遣で探すのも1つの方法です。

最後に

介護業界は需要が非常に高いことから就職、転職のハードルとしてはあまり高くはありません。
各施設のサービスの内容であるとか、働く者に対して利点など各施設に違いがありますし、また、働き方なども相談すれば対応してくれることも多いです。
特養、老健とどちらがいいのか一概には言えず、違いを調べて自分に合ったもの、自分が納得できるものを選ぶことが1番ではないでしょうか。

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