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介護あるある

ケアマネジャーが叶えた「在宅で生活したいという思い」~ありとあらゆるサービスを組み合わせて~

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ケアマネジャーが叶えた「在宅で生活したいという思い」~ありとあらゆるサービスを組み合わせて~


 私は居宅のケアマネージャーをしています。ケアマネになる前は、施設や他の在宅サービスでの介護職をしていました。
 ケアマネになりもうすぐ8年ですが、年間何人かの利用者さんは「もう家で生活するのをあきらめるわ、介護する人が大変だから」と、何らかの施設に入られます。
 私は施設を否定はしません。施設には施設のよさがあると思っています。それでも本人が「どうしても家で生活したい」と訴えて、かなり重度でも在宅生活を続けている方もいます。
 様々なサービスを利用して在宅生活をしているAさんの話をさせていただきます。

障害者福祉から介護保険への混乱

 Aさんは現在70歳。かなり若いときにとある難病を発症し、50歳くらいからほぼ寝たきりの生活を送っています。
 難病ではありますが、介護保険の2号保険者の特定疾病には該当しない病気でしたので、寝たきりになったころに障害者手帳を申請。一種一級を取得し、重度訪問介護を利用して一人暮らしをされていました。
 今もそうですが、寝たきりではありながら訴えもしっかりされており、絶対に家で生活したいという思いが強い方です。

 重度訪問介護は、一ヶ月何百時間という支給時間があり、介護保険や居宅介護のように、生活援助や身体介護というような区分はありません。
 それこそ基本的には何をしてもらってもいいし、見守りなんかも可能です。Aさんの場合は、家にヘルパーが泊まることもあったようです。
 しかしながら65歳になると、介護保険が優先となりますので介護保険を申請、重度訪問介護ではなく要介護5の枠の中で生活することになりました。
 介護保険は様々な取り決めもありますし、負担上限額も決まっています。それまでのように、一日中ヘルパーにいろいろなことを手伝ってもらう、という生活ができなくなり、Aさんは大変混乱されました。
 指一本動かせない重度のAさんの場合、食事だけで1時間半弱かかります。介護保険の最重度の要介護5が出ても、一日三回の食事介助もままなりません。
 でも、Aさんは施設はおろかデイもショートも断固拒否です。
 それでも在宅生活は可能なのでしょうか?

ありとあらゆるサービスを組み合わせて生活

 結論からいいますと、Aさんは今でも在宅で一人暮らしをされています。デイもショートも利用されていません。
 要介護5の分の介護保険をマックスで使い、食事介助の代わりとして、移動支援で一日一回はヘルパーと外食に出かけます。移動支援は、月に40時間支給されました。
 指定難病であるため、医療保険の訪問看護を週6回利用しています。褥瘡(じょくそう)の処置や体調管理のほか、PTによるリハビリ、看護師が入浴介助をしてくれています。
 そのほか医療としては、訪問の医師、歯医者、薬局を利用。これは介護保険の居宅療養管理指導に当たりますが、単位は限度額外での請求になりますので、日々の生活に支障は出ません。
 それでも、本当は夜遅い時間にヘルパーに就寝介助をしてほしいのに、加算がつくので限度額を超えてしまいできない、という訴えがあり、役所の障害福祉課に相談、上乗せ分として、居宅介護の身体介護を16時間支給されました。

 これで1年365日、毎日複数回、人がAさん家に訪問し、在宅生活を支えるかたちが整いました。
見守る介護

まとめ

 上記のサービス内容であれば、実は「定期巡回訪問介護看護」という包括的なサービスである程度はフォローできるのですが、Aさんのいろいろなこだわりからその利用もままならず、使えるサービスはすべて申請して利用する、という形での在宅生活となっています。
 それでも夜就寝してから朝まで、10時間以上誰も来ない状況なのですが、Aさんはそれでもいいと今の現状に満足されています。
 施設はもちろん悪いものではないけれど、本人がどうしても在宅を望むのであれば、いろんな方法でそれをかなえることもケアマネの役目ではないかな、と思います。

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