資格から求人を探す
介護福祉士 | 実務者研修 | 初任者研修 | 基礎研修 | ケアマネジャー | 社会福祉主事 | 社会福祉士 | 福祉用具専門相談員
職種から求人を探す
介護職 | 看護助手 | 生活相談員 | サービス提供責任者 | ケアマネジャー | オペレーター | 管理職(介護職リーダー) | 管理職(介護施設長) | 医療ソーシャルワーカー | 精神保健福祉士 | 福祉用具専門相談員 | 納棺師 | サービス管理責任者 | 介護タクシー/ドライバー | 世話人 | 生活支援員 | 相談支援専門員
施設から求人を探す
病院 | クリニック | 介護老人保健施設 | 特別養護老人ホーム | 有料老人ホーム | サービス付き高齢者向け住宅 | グループホーム | 小規模多機能施設 | ショートステイ | デイサービス | デイケア | 訪問入浴 | 居宅介護支援事業所 | 障害者施設
勤務地から求人を探す
北海道 | 青森県 | 岩手県 | 宮城県 | 秋田県 | 山形県 | 福島県 | 茨城県 | 栃木県 | 群馬県 | 埼玉県 | 千葉県 | 東京都 | 神奈川県 | 新潟県 | 富山県 | 石川県 | 福井県 | 山梨県 | 長野県 | 岐阜県 | 静岡県 | 愛知県 | 三重県 | 滋賀県 | 京都府 | 大阪府 | 兵庫県 | 奈良県 | 和歌山県 | 鳥取県 | 島根県 | 岡山県 | 広島県 | 山口県 | 徳島県 | 香川県 | 愛媛県 | 高知県 | 福岡県 | 佐賀県 | 長崎県 | 熊本県 | 大分県 | 宮崎県 | 鹿児島県 | 沖縄県

知識と情報

介護職こそ体験しよう!VRで認知症を疑似体験!

このページにはプロモーションが含まれています。
  1. リスジョブ介護 >
  2. リスジョブニュース >
  3. 知識と情報 >
介護職こそ体験しよう!VRで認知症を疑似体験!

VRを体験する人たち
 介護を必要としている高齢者は、そのほとんどの方に何らかの認知症状が見られます。つまり、介護の仕事をしていく上で認知症に対する知識は不可欠であり、症状の現れ方に個人差がある認知症は個々の特性に他なりません。

 今回はそんな認知症の側面を体験できるVR(バーチャル・リアリティ)に着目してみたいと思います。

現代の認知症と症状

 内閣府が発表する高齢社会白書(高齢化の状況報告書)によると、2012年は認知症高齢者数が462万人と高齢者の約7人に1人(有病率15%)であったのに対し、2025年には700万人を突破し約5人に1人(有病率20%)になる可能性が示唆されています。少子高齢化が進み生産年齢人口が減少していき、国民の10人に1人が認知症になるのではとの懸念もあります。

 認知症とは認知機能障害の一種で、脳の神経細胞が壊れることにより引き起こされます。神経細胞の損壊により直接出現する症状を「中核症状」と言い、直前の会話も忘れてしまう「記憶障害」、時間や場所が分からなくなる「見当識障害」、五感を活用して正しく状況を把握できない「失認」などがあります。また認知症の種類によっては幻覚や幻聴症状も見られます。

VR(バーチャル・リアリティ)とは

 人間は目で見て耳で聞き、肌で触れることで様々な事象を知覚します。VR(バーチャル・リアリティ=仮想現実)とは、実際には存在しない環境をコンピュータによって創り出す技術のことで、また創り出された仮想世界を指します。VRにより、知覚する事象を人工的に創造できるようになり、その仮想世界に入り込む事でその世界を疑似体験できるようになりました。

 具体的には、画面が内蔵されたゴーグルとヘッドフォンを使用します。その2つを装着することにより視覚と聴覚を外界を遮断し、視界は画面のみ、ヘッドフォンからの音のみを聞く環境になります。画面に映し出される映像は、頭部の動きに連動して変化します。例えば室内の映像を用いた場合、その部屋を見回すような動きをすると部屋中が見れ、まるで部屋の中に居るような錯覚を起こすという仕組みです。

VRで体験できること

 今日の日本において、最新の技術であるVRを使って認知症の世界を体験できる取り組みが注目を浴びています。認知症の世界をVRで再現し、それを経験することで認知症への理解を呼びかける試みです。

 場所は高層ビルの屋上。立っているだけでも足がすくむような状況で、「降りても大丈夫ですよ」と声が聞こえます。当然、「こんな高所から降りられるわけがない」と思い動けなくなってしまいますが、思い切って降りてみると僅かな段差であったことが分かります。実際は一段分の階段の前に立っていて、介助者が周りから声をかけているのです。

 これはアルツハイマー型認知症の中核症状である失認、特に視覚で空間を認知できない「視空間失認」の体験するVRです。この異体験には、「なぜこんなに低い段差を怖がるのだろう」という介助者の疑問を、認知症の方が見ている景色を疑似体験することで、意識改革に繋がるという狙いがあります。

 他にも、レビー小体型認知症の中核症状を体験できるVRもあります。この認知症の主な症状は、実際に無いものが見えてしまう幻視と、実際にあるものを違うものと見間違えてしまう錯視です。突然眼前に人が現れたり、置いてある物が人に見える状況をVRにより作り出し、その時の驚きと不安を体験することができます。
VR世界

まとめ

 中核症状に対し、それが引き金となり周囲の人との関わりの中で発生する症状を「周辺症状」と言います。別名「行動・心理症状」とも呼ばれ、具体的には「徘徊」や「妄想」で、介護者の負担になるのは中核症状よりも、むしろ周辺症状によるものが大きいとされています。
 「認知症を疑似体験できるVR」は認知症理解に繋がるとともに、VR体験者を周りからサポートする事により、介護者の理解にも結び付く装置です。そしてこの話題となっている技術が、何よりも社会の高齢化に「関心」が向けられる、企図の1つになればと思います。

リスジョブ介護への登録ボタン

-知識と情報

© 2021 lisujob